おまえに道具(武器)を与えよう、言語のアップデートと時間を扱える新しいクラスを。てなことでしょ。今っぽい。オブジェクト指向メタSF。世相にも切り込んでる。原作はデッド・チャン。演出も抑制が利いていて映像が気持ちいい。原題はARRIVAL。
課長が言う「自意識が強く、観念的で、理想や言い訳ばかり並べ立てる。それでいて肝心の目の前にある現実をなめる」「わかった気になってそれらしい顔をする」。それを超えてようやくスタート地点に立てる。まともな仕事人になれる。了解です。その上で、こだわるな、逃げろと言っているのだなというのが、最後のパラグラフについてのわたくしめの解釈。お疲れさまです。