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1月, 2002の投稿を表示しています
- 職場の.taさんから 「漂流教室」楳図かずお -- 図書館で 「指紋捜査官」(角川書店) *3億円事件,オウム事件でも現場で指紋を取ったスゴイ人。  語られる捜査の裏側もスゴイが,  ライターの筆致は基本的に人情話&劇画タッチ。 *「捜査官」っちゅうよりは「はぐれ刑事 指紋系」  なので藤田まこと主演でよろしく。  あるいは「 漫画ゴラク 」  にて劇画化ってことでよろしく。 --- ヨドバシ で mc3 発注
「続・戦国自衛隊」 田村節雄/原案 半村良(世界文化社) 関連サイト ・ 戦国自衛隊非公式サイト BBSに現役陸士などの書き込みアリ
「CODE-インターネットの合法・違法・プライバシー-」  ローレンス・レッシグ(翔泳社) [CODE and other laws of cuberspace] アメリカの大学の法律の先生が書いたインターネットの本。 「クルーグマン教授の経済入門」 ポール・クルーグマン(メディアワークス) 「ラスベガス☆71」 ハンター・S・トンプソン(ロッキング・オン) などブッ飛んだ文体で知られる 山形浩生 ・訳 ・人のふるまいを規制するもの4つ 「法律」 簡単な例。道交法をちょっと書き換えただけで みんな一斉にヘルメットかぶったり,シートベルトしたりしてる。 「規範」 ご近所の評判。不文律。 食事の誘いを断ることはできるが, 無礼な奴だとウワサされるかどうかは選べない。 選択の余地はいろいろあるが, その帰結からは逃げられない。 じゃ,自由って何? 「アーキテクチャ」「市場」 建築,広義でテクノロジー。 ちょっと衝撃的と思われた具体例。 ミシガン州で1948年, 指定の土地を黒人に売ってはならない という人種隔離の法律が憲法違反で廃止に。 1948年以降,建設された高速道路,敷設された鉄道は あるパターンで構築されている。 白人の住居区と黒人のそれを分断してるとかしてないとか。 ゾーニングやフィルタリングによって見えない差別・規制が可能。 サイバー空間ではそれがもっと簡単にできる。 顧客名簿や利用履歴が検索可能なデータベースへと アーキテクチャが変わったとき, たとえば私たちはマイレージのポイントによって差別(規制)される。 つまりこりゃマーケティングってやつだ。 認証プロトコル(P3Pなど),暗号化技術(PKIなど)の 策定は市場(eコマース)のためであって たぶんほんとは,お上(電子政府)や法律なんかのためじゃない。 「CODE」 ソフトウェアのプログラム。 サイバー空間で法律にとって替わるもの。 法律よりも強力に強制的に,そうと気付かれずに 人のふるまいを規制するようになるとレッシグ先生は予言する。 「マトリックス」のなかではCODE(プログラム)を書き換えれば 空だって飛べるし,カンフーの達人になれるし,弾もよけられる。 でも限界はあ
会社の人に借りて新年早々読んだ2冊。 「栞と紙魚子の生首事件」 諸星大二郎 (朝日ソノラマ) 生首を見つけて持って来ちゃったりする女子高生・栞と 同級生で古書店「宇論堂」の娘・紙魚子が遭遇する 怖い出来事ショートショート。でも基本シュール。 だって,生首持って帰って来ちゃって自宅でシーマン化だもの。 連載初出は1995年。 「栞と紙魚子」の関係は「関口と京極堂」ライク。 好きなネタをひょいと拝借して, 割とゆるい感じでカットアップしてくのが この人の作風でもあると思われる。 「猫目小僧 vol.2」 楳図かずお (小学館) 人の業や欲や妄執が, 後戻りのきかない感じの圧倒的な描き込みと, それゆえに引き起こされるザックリとしたストーリーによって, いつもの調子で楳図ワールド。 特に「肉玉」のエピソードが素晴らしい。 さっき思い付いたようなラストの展開, その抜き差しならない感じが 楳図ワールドのキモであると私はおもいます。 関連サイト ・ 雑誌「ネムキ」 2001年11月号に番外編 ・ アニメ「妖怪伝猫目小僧」 伝説の"ゲキメーション"