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12月, 2017の投稿を表示しています

「勝手にふるえてろ」綿矢りさ

どんどんマッドになっていくOLさんを松岡茉優がどんな風に演じているか期待。視野見したい。映画では表題が印象的な決めゼリフになっているみたいだが、原作でどんなシーンだったか忘れた。

「サラバ!」西加奈子

主人公、うずまきの中心は姉で、この物語を書いている神であるところの僕も姉なのだろう。だからこれ、フツーに映像化したらダメだと思った。ケリー・リンクのようなトリッキー、寓話感なかんじ。

「超発明」真鍋博

ブレストの前に眺めているといいかも。絵と言葉を一緒に考える練習。蔓性ロープ、三次元鉛筆、昼行灯、オプション側頭葉ってどうよ。 文庫版解説はAR三兄弟 川田十夢。こんな固い文章を書く人だったっけ?

「君たちはどう生きるか」吉野源三郎

岩波文庫版で。コペル君が言う「人間分子の関係、網の目の法則」って戦後の経済学で言う「社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)」ですよね。色褪せない名著。1937年作。マガジンハウスの編集者のセレクト感もすごい。松田道雄「育児の百科」あたりが次に来ると見た。

「洛中洛外画狂伝」谷津矢車

目の前に白い紙があり、天と地の間に自分がいる。 そして、天と地の間で、ただ己が筆を振るうだけ。 歴史小説ニューウェーブ。他に和田竜、木下昌輝、冲方丁とか。町田康「ギケイキ」はノーウェーブかな。