目の前に白い紙があり、天と地の間に自分がいる。 そして、天と地の間で、ただ己が筆を振るうだけ。歴史小説ニューウェーブ。他に和田竜、木下昌輝、冲方丁とか。町田康「ギケイキ」はノーウェーブかな。
課長が言う「自意識が強く、観念的で、理想や言い訳ばかり並べ立てる。それでいて肝心の目の前にある現実をなめる」「わかった気になってそれらしい顔をする」。それを超えてようやくスタート地点に立てる。まともな仕事人になれる。了解です。その上で、こだわるな、逃げろと言っているのだなというのが、最後のパラグラフについてのわたくしめの解釈。お疲れさまです。