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「日本語以前」大野晋


たとえば寿く(ふく)、祓う、乞いなむ(祷る)といった古語に触れ、タミル語との共通ルールを見つけて戯れるのは楽しそうで、実際その堀井憲一ノリの調べっぷりに嬉々として現れていると思う。大学の国語の課題図書だった。で?何なんだ?何もないのか?みたいな批判的なレポートを書いてしまった気がする。若気のアレだが20年ぶりに手に取った読後感は相変わらずで。



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われわれ十七人は、欠けていく月の光を浴びて出発した。ひどく疲れる行進で、いままでいた谷間にたくさんの足跡を残した。近くには家はなく、おなじ小川から水を引いたジャガイモの畑がいくつかあった。これ以上進んでも無益なので、午前二時に停まって休んだ。チーノは夜間行進しなければならないときになると、ほんとうに荷物になる。 1967.10.07 ゲバラ日記
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」な田中絹代 ——サトウツヨシ