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「家族ってなんだ?」考える人 2015年冬号


山極寿一が個食はサルへの退化だと言えば、山口文憲はボッチ席結構ではないかと書く。明治民法後、昭和新憲法と新民法後の家族小説の系譜を斎藤美奈子がレビュー。是枝監督と『エル·スール』。森から出たサルは二足歩行をはじめた。食料を運び、確保するため、危険から身を守るために、コミュニティと家族を必要とした。猿同士を結びつけたのは共感力。脳を使う必要性が生じたのだという。森を出たのは600万年前、脳が大きくなりはじめたのは200万年前。

たぶん人類は、肥大した脳を収縮するためにコンピュータを発明した。人類さまは神さまです、なんつて。

“それは能力の減退だ。減退はいかん。食い止めるのだ。ヒマ人たちよ立ち上がる時だ。”
スチャダラパー「ヒマの過ごし方」



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「1984年に生まれて」郝景芳

宇佐美りんの次に読んだ、これまた圧巻であった。 自己を見つめる哲学書であり、親との葛藤を描いた純文学であり、メタSFであり、時にふぞろいの林檎たちであり、解体屋外伝である。 償いは完遂することはない。過去に寛容であれ。今日を生きよう。自嘲して何が悪い。てなことを思いましたナ。 「折りたたみ北京」と併読。これに収められている夏笳、糖匪、程婧波といった女性作家の作品もいい。みな 1883-1984 年生まれっつうのも面白い。
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