「ゲド戦記」アーシュラ・K・ル=グウィン
訳者、清水真砂子のインタビューをずいぶん前だがNHKで見て興味を持った。子どもの時は読んでいない。
子どもに本を読ませると穏やかに育つとは限らない。心の闇や影に取り憑かれることだってあるだろう。人は自分の影を抱きしめて生きるものだ。とういったことを言っていたと思う。まさに、そういうことを描いた作品。
また、魔法使いという存在が、自然を超越しながらも調和を忘れてはいかんというテーマもあって、これは人類のテクノロジーと環境のことを言ってますよね。
ということで、併読にちょうどいいのがこちら。
「コンヴィヴィアリティのための道具」イヴァン・イリイチ
自立共生、補完的な道具(テクノロジー)の使い方、道具に使われないための心得など。まだ読み途中。
ル=グウィンの他の作品も読んでみよう。