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「帳簿の世界史」ジェイコブ・ソール


じゃ、ブロックチェーンで、国も企業もエライ人も、ご家庭も、完璧な透明性を備えた会計責任を実現しようではありませんか。まともな未来への示唆を、古典にあたることで与えてくれる誠実なる良書。

14世紀のルネッサンス期に発明された複式簿記、17世紀フランスの借金王国と18世紀イギリス、アメリカの商業国家のバランスシート、近年の軍産複合体、金融、会計の修復不可な腐敗。最後の審判、清算の日はFin-Techによってアレするのでしょうかね。



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課長が言う「自意識が強く、観念的で、理想や言い訳ばかり並べ立てる。それでいて肝心の目の前にある現実をなめる」「わかった気になってそれらしい顔をする」。それを超えてようやくスタート地点に立てる。まともな仕事人になれる。了解です。その上で、こだわるな、逃げろと言っているのだなというのが、最後のパラグラフについてのわたくしめの解釈。お疲れさまです。
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