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「海舟語録」

徳川家の人々にも言って置いたよ、「今度は都合によったら少しヤルかもしれない」ツテ。サウサ、あツちこツちへも手紙がやつてあるシネ、何でも物いりサ、馬鹿馬鹿しいよ。それから面談したのサ。存外早く落ち着いて、一日で事も了つたのだ。松方も礼に来た。 江戸弁がいい。京極夏彦「ヒトごろし」では誰にも共感できないストーリーの中、勝海舟だけが魅了的に描かれていた。

「ヒトごろし」京極夏彦

久々の京極。ゴールデンウィークに読んだのだった。

『邪悪な天才』

どいつもこいつもゴミ屋敷に住み、狂い方が尋常じゃないって尋常じゃないから狂っているのだが、そこには何もないただ狂ってるだけのゴミ。

「ソロモンの歌」トニ・モリスン

serpentwithfeet のインタビュー記事を見て手に取った。1977年の著作、今まで知らなんだ 。 抑制の効いたヒップな文章と会話。 「ハイ」(中略) 「それはそういう言葉だい?」(中略) 「こんにちはという意味だよ」 「だったら、そういうふうに言うんだね」 「わかった。こんにちは」 「そのほうがいいよ。何の用だい?」 「別に。通りかかっただけなんだ」 「そこに立って、見ているみたいだけどね」 「ここにいて欲しくなかったら、パイロットさん、ぼくら帰るよ」(中略) 「わたしはああして欲しい、こうして欲しいというような人間じゃないよ。あんたのほうこそ何か用があるんだろ」 「ちょっとおばさんに聞きたいことがあるんだ」 てな調子。 当時は固くて読みづらい、ちょいと権威のある文学作品として読まれたのだろうか。 いやいやかなりイカしてます。