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「海舟語録」

徳川家の人々にも言って置いたよ、「今度は都合によったら少しヤルかもしれない」ツテ。サウサ、あツちこツちへも手紙がやつてあるシネ、何でも物いりサ、馬鹿馬鹿しいよ。それから面談したのサ。存外早く落ち着いて、一日で事も了つたのだ。松方も礼に来た。
江戸弁がいい。京極夏彦「ヒトごろし」では誰にも共感できないストーリーの中、勝海舟だけが魅了的に描かれていた。

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「1984年に生まれて」郝景芳

宇佐美りんの次に読んだ、これまた圧巻であった。 自己を見つめる哲学書であり、親との葛藤を描いた純文学であり、メタSFであり、時にふぞろいの林檎たちであり、解体屋外伝である。 償いは完遂することはない。過去に寛容であれ。今日を生きよう。自嘲して何が悪い。てなことを思いましたナ。 「折りたたみ北京」と併読。これに収められている夏笳、糖匪、程婧波といった女性作家の作品もいい。みな 1883-1984 年生まれっつうのも面白い。