まさか泣ける話だとは知らずに読みはじめたので不意打ち。壮絶な死の1年前、70歳の著作。覚悟がキマってる。The only neat thing to do. 主人公は16歳の女の子。でもこれ、老人に向けたメッセージですよね。NEETじゃなくて、Neatだよ。
課長が言う「自意識が強く、観念的で、理想や言い訳ばかり並べ立てる。それでいて肝心の目の前にある現実をなめる」「わかった気になってそれらしい顔をする」。それを超えてようやくスタート地点に立てる。まともな仕事人になれる。了解です。その上で、こだわるな、逃げろと言っているのだなというのが、最後のパラグラフについてのわたくしめの解釈。お疲れさまです。