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「小商いのすすめ」平川克美


人が誠実であったのは、戦前戦後の一瞬だけ。誠実さとは身の丈を知り、人の行動や思いは不連続であることを許容することだ。不連続とは、一貫性を壊して均衡を保つこと。一貫性はときに行き過ぎる。歳をとると頑固になる。頑固な年寄りは詐欺にかかりやすい。弱さを富で隠しているから。

サンデル、ピケティ、橋本治、柄谷行人、岩井克人、ナオミ・クライン、エマニュエル・トッド、中島らも、町田康がとっくに予言していた。新自由主義が人を数字とセンサーだけで動く虫にしてしまうことを。

てなことは書いてないが、そんなことを読後に思いを馳せましたとさ



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われわれ十七人は、欠けていく月の光を浴びて出発した。ひどく疲れる行進で、いままでいた谷間にたくさんの足跡を残した。近くには家はなく、おなじ小川から水を引いたジャガイモの畑がいくつかあった。これ以上進んでも無益なので、午前二時に停まって休んだ。チーノは夜間行進しなければならないときになると、ほんとうに荷物になる。 1967.10.07 ゲバラ日記
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」な田中絹代 ——サトウツヨシ